家守りのサービスを導入していただいた全国のパートナー様に、お話を聴かせていただきました。
家守りの検査を導入する前のことを教えてください。
お客様に「品質管理を何もやってないの?」と言われてしまう。
「いい家を建ててます」と言うだけで、説得力がなかった…。
今は、「うちは第三者機関の検査を採用している」と言えるようになった。
第三者機関である家守りが検査結果の写真を報告書という形で冊子でまとめてくれる。
「プロによる厳しい検査をクリアしないと品質が担保された家を建てられないので当社なら安心できます」
「それに、最長で60年保証もつけられます」と、自信を持ってお客様に説明できるようになりました。
施工業者の反応はいかがでしたか?
家守りと一緒に新たに作成した施工基準書を、プリントアウトして業者に説明をしました。
そこで「この施工基準を守れないのであれば、施工業者にならなくても結構ですよ」と言いました。
1社か2社は、辞めていきました。
「厳しいこと言うかも知れないけど、これがうちの基準なので」と話しました。
当たり前のように「やるよ」と言ってくれた施工業者もいるし、
「こんなの無理だ」と言った人はもうサヨナラです。
はじめて検査が入った時はどんな感じでしたか?
是正項目や指摘事項は多々ありました。
こんなことまで言われるんだと、最初は全員が戸惑いました。
施工基準書を読んではいたものの、ついこれまでの普段の施工をしてしまって。
これ指摘だよ、ここも指摘だよと。
でも、別にみんな嫌な顔せず、ひとつひとつ手直ししていきました。
現場に来た検査員のチェックも、検査不合格にしてやろうという雰囲気ではなかったです。
すごく丁寧に指摘してくれて、これはこうだよと。
こちらも、そうなんですかとすぐ直していく。
検査員は、敵じゃなくて同じ仲間として、チームの一員だと思っています。
もし検査がなかったら今どうだったと思いますか?
お客様からの注文がないんじゃないですかね。
経営者として不安だったと思います。
何を根拠に品質管理をしているのと、お客様につっこまれても、何も言えない、何も答えらなかったんじゃないかと。
工務店仲間からよく、検査なんかに予算はかけられないと聞かされることがあります。
何を言っているのかと思いました。
検査費用が捻出できない?捻出できない訳はないじゃないですか。
僕は、自分の会社の経費を削ってでも、導入しなきゃという構えでいます。
検査は総予算の中の一部じゃないですか。
入れなきゃいけないと思っていて、予算が合わないんだったら、ちょっと家を小さくするとか、予算を確保する方法はいくらでもある。
うちは元々、総予算に含めているので、うちで建てていただいたら安心の検査も付いてきますと説明をしています。
お施主様へお家を引き渡す時までに、検査報告書の冊子を間に合わせていただける。
冊子は、お守りみたいなものですよね。
お客様にとって、自分の家は施工基準に則って施工しているんだという証明にもなる。
家守りのサービスは、お施主様にとっても強い味方だと思います。
競合になるのは、中堅パワービルダーさんです。
勝つわけじゃないけど、対等にいなきゃいけないし、その上のハウスメーカーさんとも、同等のものじゃなきゃだめだと思っています。
家守りに対して要望はありますか?
やっぱり毎日検査している検査員の人たちには敵わないと思っているので、もっといろんな情報を提供してもらいたいです。
もっともっと、よりよい家づくりができるようにしたい。
他の工務店さんは知らないですけど、うちは「うわっ、検査が来た」とか、誰も構えていません。
お客様の家が、よりよくなるんだったら、家守りに厳しくいろいろ指導してもらった方がいいと考えています。
なぜなら、我々は、お客様の夢をつくりあげているんだから。
家守りの品質検査を導入していかがですか?
住宅の保証だったり、検査だったり 自社だけだと忖度があるんじゃないかと 一般の人はどうしても思ってしまいます。
「しっかりした検査です」と言っても、一般の方からすると、何が正しくて何が正しくないのかわからない。うちの場合は、民間の検査の専門会社「家守り」に 入ってもらって、第三者検査の予算を確保し、しっかり品質を検査して、そこが保証も兼ねた仕事をしてもらっています。
住宅保証をするってことは、忖度して 「いや、いいんじゃないですか、これで」 とはならない。うちが保証するのではなく、瑕疵の部分に対して第三者が保証する。そういう部分が、一般の方にとって納得できるシステムだったり、体制だというのを、家守りのサービスが証明してくれています。
お施主様の家づくりに対して気をつけていること
家守りの検査員に心配なことを聞いたり、だめだったらだめで、そこで一度工事を止めて、施工基準に沿って是正してっていう、そういうフェーズがちゃんとあるので安心して工事が進められます。我々のような地域の建築会社は、そういうところの安心感が一番いいんじゃないですかね。
「注文住宅で世界にひとつだけの住宅をつくっていく」そんな我々の思いに対して、もっとよりよいものを求めていかなくてはいけない。そのために検査は必要だと思います。お客様からみても、そういう時代に突入しているし、しかるべき検査を受けて、品質もこれだけ担保されていますよという安心感が必要。目に見えないものにお金を出す。それ以上に価値があったらそれがサービスだと思います。
家づくりの未来についてどうお考えですか?
家守りの場合は、その家だけっていうよりも、次の家に繋がるように、ここはこうなっていますとか、こうした方がいいとか、そんな感じで僕が思っているよりかなりいい検査サービスを提供してくれています。
特に建築会社は、ほとんどが0歳企業というか、年間6~7棟未満の会社であり、大きい会社に対抗するわけではないが、クレーム対応だったり、新しい会社のシステムをつくるのはものすごく負担であり、そこにかけられるだけの人材もありません。
小さい建築会社は、しっかりしたシステムがなくても、人間性と家の魅力で、これまでは仕事がとれちゃっていました。しかし、時代的にそれだけでは不安です。
お客様もかなり目が肥えてきているし情報収集能力もすごく高いので、ちょっと調べればわかってしまう時代です。
逆にお客様側が第三者の検査機関を入れて、中古住宅を買ったりだとか、インスペクションを入れてとか、施工会社にイエス・ノーを問わず第三者と契約していくこともあります。それって施工会社を信頼しきってないからなんじゃないかと危機感を持っています。
Tommy社長
同じ志を持った協力業者さんと、いい家を建てていきたいということを、家守りの社員にも共有したいです。ただ目の前の仕事をこなすだけじゃなくて、同じ志を持った私たちも一員だよと、今回のお話を通じて伝えていきたいと思います。