ご家庭における夏の昼間の消費電力割合の約6割がエアコンによるものです。さらに、エアコンが消費する電力の内、約90%は室外機のコンプレッサーを動かすために使われています。つまり、【エアコン6割】×【室外機9割】となり、一般家庭全体の消費電力の半分以上がエアコンの室外機が占めていることになります。
エアコンの使用電力量は、機器の経年劣化により、毎年4~5%の割合で増加していきます。5年後には2~3割増加し、10年後には新品での設置当初とくらべ1.5倍を超えることもあります。また、12年を超えると急激に性能が低下します。
エアコンの消費電⼒の多くはコンプレッサーの稼働によるものであり、コンプレッサーの安定稼働によって消費電⼒も削減することができます。(当社実績平均省エネ率10%)
設置から年数が経っているエアコンほど省エネ効果が⼤きくなる傾向にあります。
エアコンの経年劣化と消費電⼒グラフ
※1.05×使⽤想定期間(毎年5%ずつ性能劣化していくことを想定)/国⼟交通省⼤⾂官房官庁営繕部設備課監修建築設備設計基準より
昨今、テレビやネット等で様々なエアコンの省エネ対策が紹介されています。特に「室外機に水をかける」「室外機にヨシズ等で日陰をつくる」等の対策は、通常の雨では入り込まない機器内部に水が侵入し室外機が故障して多額の修理費が必要となったり、ヨシズ等が暴風等で飛散し周囲に迷惑をかけることに繋がることもありますので、十分な注意が必要です。
ご家庭の消費電力の半分以上を占めるエアコン。エアコンの節電は、ご家庭の電気料金の削減に直結します!
今回、株式会社家守りは、業務用で実績のあるエアコン室外機と室内機、Wの節電ソリューションを、家庭向けパッケージとして販売いたします。
室外機の節電│コンプレッサー性能回復剤(MS-AC)
コンプレッサー性能回復剤とは?
エアコンに使われている冷凍基油に、金属表面の修復保護作用を有する※RVS粒子を溶け込ませた潤滑添加剤です。エアコンの心臓部であるコンプレッサーは、稼働を繰り返すことで摺動面に微細な傷ができていきます。冷媒圧縮時にこれらの傷から圧縮漏れが起こり不完全な冷媒圧縮となって徐々に効率が落ちエアコンの性能劣化の原因となります。また、エアコンの性能劣化は消費電力増大につながります。
※RVS粒子とは互いに摩擦する鉄製の機械部品の表面に於いて、摩耗・磨滅した部分を修復し、性能回復・長寿命化をさせるナノテクノロジーです。日本においては先行して自動車分野のエンジン性能回復剤として広く活用されています。
コンプレッサー性能回復剤の潤滑メカニズム
ナノテクロジーの仕組みについて
互いに摩擦する鉄製の機械部品の表面において、摩耗・磨滅した部分を修復し、製品の性能回復・長寿命化をさせるナノテクノロジーです。
⽇本においては先⾏して⾃動⾞分野のエンジン性能回復剤として広く活用されています。
室外機1台にコンプレッサー性能回復剤を注⼊した場合に得られる標準的な経済メリット
コンプレッサー性能回復剤による削減効果事例
LDK用エアコン(設置から5年経過)
定格消費電力1.5kW/年間使用時間2,000時間(冷房のみ)/電気料金単価26円/省エネ率10%
施工前 | 施工後 | 削減効果 |
|
---|---|---|---|
年間消費電力量 | 1,584kWh | 1,425kWh | ▲159kWh |
年間電気料金 | 41,184円 | 37,050円 | ▲4,134円 |
CO2排出量 | 713kg | 641kg |
▲71kg |
LDK用エアコン(設置から5年経過)
定格消費電力1.5kW/年間使用時間3,000時間(冷房・暖房とも)/電気料金単価26円/省エネ率10%
施工前 | 施工後 | 削減効果 | |
---|---|---|---|
年間消費電力量 | 2,376kWh | 2,138kWh | ▲238kWh |
年間電気料金 | 61,776円 | 55,588円 | ▲6,188円 |
CO2排出量 | 1,069kg |
962kg |
▲107kg |
<室外機1台 回復剤注入+室内機1台 省エネルギー部材設置の場合>
※シュミレーション値となります。実際の室外機の仕様、稼働状況、電気代単価等により、増減いたします。
電気代 2022年 値上げの傾向
・電力量料金 単価 各社値上 4.3%~19.7%程度(エリア・会社によって異なります)
・燃料費調整額の上限価格の撤廃傾向
エアコン自体の劣化防止策を行い、消費電力を削減しておくことが重要です。
お客様の声
企業それぞれが脱炭素化に向けて取り組む必要性が高まっており、古くなったエアコンの性能を回復させて省エネ効果が期待できるということでコンプレッサー性能回復剤の施工をお願いしました。
エアコンを新しくするとなると大きな費用がかかりますし、そもそもテナントだと勝手にエアコンを新しくできません。コンプレッサー性能回復剤なら費用の負担も少なく、作業も30分程度と短時間でしたので、私たちの時間を取られることもなく大変満足しています。
現在導入から8か月ほど経過(インタビュー時:2021年11月中旬)しましたが、昨年よりも事務所稼働時間が増加しているにもかかわらず動力電気料金が昨年よりも下がっており、弊社の場合は動力の電気料金はエアコンだけなのでコンプレッサー性能回復剤の効果を実感しています。
室内機の節電│省エネルギー部材(MS-RDK)│特許第6366832号
吸込み気流の変化と、特殊加工したセラミックスの効果でエアコンの消費電力を抑制する省エネルギー部材
吸い込む風量を落とすことなく気流に変化を与え、ファン内での空気の滞留を防ぎ、熱交換器へ流入する空気の乱れを少なくし円滑にすることで熱交換の効率を上げるという新しい着想の省エネルギー部材です。更に素材に含まれる特殊加工されたセラミックスも熱交換を促進させる効果を発揮します。この2つの要素が吹き出し温度に変化をもたらし設定温度への到達時間を早めるので、コンプレッサーに掛かる負荷が軽減され消費電力を削減します。
消費電力の推移
省エネルギー部材を設置することにより、熱交換率が高まり、コンプレッサーの稼働時間が短くなるため、消費電力が低減します。
地域:滋賀県多賀町
計測期間
設置前:2017年8月1日〜2018年7月31日
設置後:2018年8月1日〜2019年7月31日
エアコン台数:4馬力×2台
技術ロジック❶│気流変化シミュレーション
省エネルギー部材の円形孔は、吸込気流の風量を落とすことなく乱流化させて熱交換直前のファン内での気流滞留を防ぎ、スムーズに気流を熱交換器に送ります。
(名古屋市工業研究所における気流解析シュミレーションより)
設置後、吸込みの気流の風速が下がり、滞留が減少しているのが判ります。
省エネルギー部材を設置しても吸込風量は減っておらず、空調効率を落とす要因にはなっていません。
技術ロジック❷│空調性能試験
高い遠赤外線放射素材である省エネルギー部材は空気中の水微粒子を共振させ励起します。
活性化した水微粒子は微細化し相変化(気化)が促進されることに加え、乱流化によって熱伝達率が大きくなり、熱流束が大きくなったことで空調効率を向上させます。
JIS規格に基づく空調性能試験では14.5%の省エネ効果
大手電力会社におけるJIS規格に基づいた空調性能試験
(ガスエアコン(GHP)を使用)では14.5%の省エネ効果が認めらました。
サーモグラフィ
省エネルギー部材を設置後、サーモグラフィの青や黄色部分が増えており、冷却が進んでいることが判ります。(約ー2.7℃下降)
韓国LG電子における性能評価試験(ISO規格に準ずる)
エアコンメーカー「LG電⼦」における性能評価試験(ISO規格)省エネルギー部材を設置した場合、消費電⼒1kWあたりの(吸込−吹出)熱量差が0.47℃多く、効率が13.1%向上していることが分かりました。
お客様の声
電力消費量を抑えたかった。お金だけではなく、社会のためにも。
省エネルギー部材を導入したのは、やはり電力消費量を抑えたかったからです。
というのも、ケーキや焼き菓子など、お菓子づくりは大量の電気を消費します。店内や厨房・ストックスペースのエアコン、オーブン、ショーケースの照明、急速冷蔵庫が一日中フル稼働しています。オーブンで焼いたものを急速冷蔵庫に入れて冷やすなんてこともしょっちゅうやっています。つまり、お菓子づくりは、「電気がないとつくれない」ということです。省エネルギー部材を導入した理由は、カンタンに設置でき、すぐに節電効果が出ることはもちろんですが、3msという会社の考え方と対応に共感できたからです。『CO2削減とコスト削減を両立させ、環境に貢献する』これからの時代は、自分だけではなく、“人や社会と共に生きていく”という考え方が重要だと思います。
何より⼯事不要で簡単なのが良い
コンビニは地域のインフラとして必要不可⽋だからこそ、地域や環境に貢献できる店舗を⽬指したいと思っていました。
電気代は本部がほとんど負担するためオーナーとしての負担は少ないですが、だからといって何もアクションしないのではなく、電気をこまめに消すことやドリンク冷蔵庫にエアーカーテンを独⾃に⼊れて冷気を逃げないようにすること、設定温度を夏場25℃冬場21℃を遵守することを従業員にも協⼒してもらって取り組んでいます。
省エネルギー部材は今まで通りエアコンを使っていても省エネになることが良いし、⼯事不要で設置簡単なため取り⼊れようと決めました。電気使⽤量は随時チェックできるのですが、導⼊以降全体の電気使⽤量が下がっており効果も実感できたためもう1店舗も導⼊することにしました。
よくある質問と回答
Q. なぜ節電できるの?
省エネルギー部材(MS-RDK)は室内機を、コンプレッサー性能回復剤(MS-AC)は室外機にあるコンプレッサーの効率を良くします。室内機と室外機の効率が良くなるので、その分夏なら早く室内が冷えます。設定温度に達するとエアコンってその温度を維持するための運転に切り替わって少ない消費電力で運転します。早く設定温度に達すればその分だけ早く低い消費電力で運転する時間が増えますので、結果として消費電力が下がります。
室内機の役割は、空気を吸って、その空気を吹き出すことです。空気を吸った先には、熱交換器という空気の熱を奪う(冷房)、空気に熱を加える(暖房)役割の部材があります。MS-RDKは吸込み気流に変化を加えることで、より効率よく熱交換器に空気を送ることができ結果として吹出温度が早く変化します。この吹出温度の変化を、エアコンは感知して、少ない消費電力で運転するようにコントロールされるため、消費電力が下がります。
Q. メーカーの保証が外れるのでは?
ほとんどのエアコンメーカー保証は設置から1年であることがほとんどです。特別なメンテナンス契約をしていないと保証がございません。
過去、注入材施工が原因で故障になった事例はございませんが、万が一 保証期間中に、回復剤の注入が原因で故障となった場合は、注入施工店の工事保険等で対応をさせていただきますので、ご安心ねがいます。
(参考)エアコンの不具合(当社調べ。多くの不具合は回復剤の注入行為とは関係のない事象になっております)
・基盤などの電子部品の経年劣化によるもの(特に、室外機側の不具合は、初期不良や洗浄・清掃時の過失によって引き起こされることが多いのでご注意願います)
・経年劣化による冷媒系統の接続部の腐食や破損によるガス漏れや熱交換機の不具合のホコリによる目詰まりや破損によるもの
・熱交換による発生結露水の排水不良による故障(ドレンホースの詰まりや勾配不足等)
Q. なぜ、エアコンメーカーは本技術の商材を販売しないのか?
コンプレッサー性能回復剤の分野は、被膜形成する材料の研究開発、繰り返しの試験が必要となりますので膨大な検証時間と費用がかかるため、参入障壁が高いもので、今のところエアコンメーカの参入はございません。
室内機用省エネルギ―材分野は、類似の商材は数社ございますが、吸い込み気流の改善に焦点をあてた特許商品は同商材のみです。
同商材のように気流を渦流化させ、スムーズに熱交換器へ気流を送ることで伝熱促進させるような新たな着眼点の特許技術は必要であると業界の論文などでも述べられていますので、今後エアコンメーカーでも独自の技術が出てくる可能性はあります。
なぜ同材によって吸込み気流が改善されるかは形状によるものですが、その根底にある本質的な部分は模倣等のリスク回避からオープンに公開は行っておりません。
Q. 省エネルギー部材のシートが障害物になって効率を落とすのでは?
結論、名古屋市工業研究所の気流解析試験結果から吸込み風量が減ることはないことは、証明されていますので効率が落ちることはありません。なお、本当にエアコンに詳しい方からすると省エネになることは当たり前の原理と言われることが多々あります。というのは、室外機の効率をシュートサーキットという吸込み気流と吹出気流が混在してしまうような事象はエアコン効率を落としてしまいますが、実は室内機にその事象は起こります。こちらに手立てを講じることができる唯一の方法がMS-RDKのように吸込み気流に渦流を加えることができるシートになります。
※その他、質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
再生可能エネルギーでつくられた地球にやさしい電気を選びませんか?
家守りがお勧めする節電対策、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。
※御見積をご希望の方は、お問い合わせ内容欄にエアコンの台数をご記載ください。